TOEFLを学んでMBA留学や大学留学をする目的は何でしょうか?
ビジネスについて深く学び、ある領域で社会を変えることかもしれません。
あるいは、ビジネス以外の分野で社会を変えることかもしれません。
では、どうやったら実際に社会を変えることが出来るのでしょうか?
デモ運動を起こすことでしょうか?新しいテクノロジーの開発でしょうか?SNSでバズることでしょうか?
以下の3分の動画で、デレク・シヴァーズは一目瞭然の社会変革の仕方を例示しています。
【デレク・シヴァーズ:社会運動はどうやって起こすか】
たったひとつの動画だけでプレゼンテーションをする、文章では絶対伝わらない、これぞTEDの真骨頂といえるでしょう。
ポイントは以下のたったこれだけです。
“If you really care about starting a movement, have the courage to follow and show others how to follow. And when you find a lone nut doing something great, have the guts to be the first one to stand up and join in.”
(本当に運動を 起こそうと思うなら ついて行く勇気を持ち 他の人達にも その方法を示すことです スゴイことをしている 孤独なバカを見つけたら 立ち上がって参加する)
ビジネススクールなどではリーダーシップの大切さについて大所高所から議論するかもしれません。デレクはそうしたことよりむしろ、孤独な変わり者(nut)やその最初のフォロワーの重要性を強調します。(※なぜか日本語訳では”nut”が「バカ」と訳されており、変わり者を評価しない日本文化の残念な点が表れています)
このことはポジティブな取り組みだけでなく、ネガティブな事件についても当てはまりそうです。たとえば、グーグルやアップルのIT技術革命や、歴史上の革命や平和運動、大戦の悲劇を引き起こしたファシズムの台頭に至るまで、すべて最初は嘲笑されていた小さなムーブメントがやがて徐々に大きくなり、人々を巻き込み、しまいには世界を飲み込んでしまったからです。
そう考えると、一見何てことのないこの動画は、世の中のあらゆる社会運動の始まりについて本質を捉えたものかもしれませんね。
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