留学後もアメリカで働き、永住する方法とは?グリーンカード取得方法を調べてみた(後編)

こんにちは、TOEFLCAMP運営スタッフのミドリです。

さて、前回に引き続いて、今回はEB-1とEB-2でのAOS申請方法の詳細を見ていきましょう!

中編で書いたチャートを合わせて見ると、分かりやすいと思います!



STEP1:Foreign Labor Certification(PERM System Labor Certification)の取得

※PERM=Program Electronic Review Management

担当:U.S. Department of Labor (DOL)労働省

申請者:雇用主

概要:雇用主が、自分が雇いたい職位が、アメリカの人材市場では調達することができないことを証明するもの。要するに、頑張って探したけど、アメリカ人でこの職に就ける人がいないので、外国人を雇わせてください、という申請です。

申請から取得までの目安:4~6か月くらい

具体的なステップ:

  1. 雇用主が、職位の義務と要件などを定める。
  2. Prevailing wage request (PWR):雇用主が一般的な賃金額(Prevailing Wage)をDOLに申請し、取得。
  3. 雇用主が、実際に求人の募集を一定期間出す。募集の公開が終わった後も、30日間待つ必要がある。この間、プロセスが問題なくてもランダムにDOLによる監査(Audits)が入る場合があり、その場合、数か月延長。
  4. 雇用主が、DOLにETA-9089を申請。許可されればForeign Labor Certificationを取得。



※EB-2・EB-3はSTEP2と3の同時申請(Concurrent Filing)が可能だが、条件あり。


STEP2:雇用主の審査(I-140)

担当:U.S. Citizenship and Immigration Services(USCIS)市民権・移民局

申請者:雇用主

概要:雇用主が、きちんと給与を支払う能力があるかを審査するもの

申請から認可までの目安:6か月程度、ただしPremium Processingにすれば15日間

具体的なステップ:雇用主が、外国人の就労者のための移民請願書(Immigrant Petition for Alien Worker 、I-140)を提出し、承認を受ける。



STEP3:雇用者の審査(I-485)

担当:U.S. Citizenship and Immigration Services(USCIS)市民権・移民局

申請者:雇用

概要:雇用者が、永住者(Permanent Residence)となるに値するか審査するもの。

申請から認可までの目安:半年~1年(ただし、申請するまでの待ち時間が長い可能性あり。詳細は下に書きました)

具体的なステップ:

1.在留資格変更の申請(Application to Adjust Status、I-485)の提出

  • I-485の申請は、I-140と同時にすることも可能ですが、Green Cardの数には上限があるため、常に申請できるわけではありません。どの手法で申請したのか・国籍により、申請できる日が異なります。
  • いつ自分が申請できるのかを知るには、「Visa Priority Date」(ビザ優先日)が重要です。EB-2・EB-3の場合、DOLがETA-9089の申請を受理した日になります。
  • I-485の申請ができるのは、「Visa Priority Date」が、USCISが毎月更新する「Visa Bulletin」で示す「Dates for Filing 」「Final Action Dates」よりも後になった場合です。この2つの日にちをどちらで使うかは、以下の場合の通りで、USCISのHPに記載されています。(毎月更新)
  • Dates for Filing :まだ今年度に発行できるGreen Cardが上限に達していない場合(まだ空きがある場合)。
  • Final Action Dates:既に今年度に発行できるGreen Cardが上限に達している場合(もう空きがない場合)。
  • 少し分かりにくいですが、「Dates for Filing 」と「Final Action Dates」は、順番待ちの列の最後の人だと思ってください。例えば、自分のVisa Priority Dateが2018.12.1で、Dates for Filing/Final Action Datesが2019.10.1であれば、並んでいる最後の人は、2019.10.1なので、「あ、自分も並んでいいはずだ」となるわけです。
  • この待ち時間が非常に苦しい状況です。なぜなら、いつ申請するできるか分からず、見通しが立てにくいからです。


2.(1と同時) 雇用許可申請(I-765)と 渡航申請(I-131)の提出

雇用許可申請(Application for Employment Authorization、I-765)

概要:申請者に配偶者がいて、アメリカで働きたい場合は、I-485と同時に、「雇用許可書(Employment Authorization Document 、EAD)」を申請することが可能。Green Cardの正式な取得まではかなり時間を要するので、申請中も働けるようにするため。

申請から取得までの目安:3~8か月

渡航申請(Application for Travel、I-131)

概要:I-485を申請した時から、申請者の身分は「AOS pending」となり、滞在許可を得ることができますが、その期間はアメリカの外に渡航することができないため、帰国するために必要なのがこの申請です。「仮出入国許可書(Advance Parole Travel Document)」を申請するため、APとも呼ばれます。

申請から取得までの目安:3~10か月


3.指紋、写真、署名の提供

概要:USCISより、地元のApplication Support Center(ASC)で指紋、写真、署名の提供をするよう指示と予約された日付、時刻、場所が通知されるので、対応。

申請からの目安:1~2か月


4.面接

概要:面接が必要な場合は、USCISより、面接の日時・場所が来るので、家族も含めた全員で面接に行きます。I-485申請書とともに提出した全ての書類の原本を持参する必要あり。

氏名・住所・学歴・職歴・現在の職業や就職先の詳細・これまでの取得したビザ・犯罪歴等など、資料で既に提出したものを中心に質問されるようです。

申請から面接までの目安:5~10か月


5.追加のリクエストに対応

概要:場合によっては、USCISより追加で資料の提出を求められます。申請から大分経って(9か月後くらいの例を読みました)から来る場合もあるようです。


6.認定通知の受理

やっと、やっと、やっと終わりました!!!やたー!!!!!なお、オンラインで進捗を確認することも可能ですので、こまめにチェックが必要です。



さて、皆さん、長い時間お付き合い頂きありがとうございました。

筆者も、グリーンカード取得への道が、非常に長いことが良く分かり、勉強になりました。何が面倒くさいって、アメリカ政府の(DOLやUSCIS)のHPが分かりにくいのなんのって。しかも流れについてあまり詳細に書かれていないので、弁護士いないとこれは無理だなって思いました。



憧れのアメリカに移住したい!という方々は、是非挑んでみてくださいね。



おまけ:参考にしたHPの数々。ありがとうございます。

記事

個人の体験記

英語のHP(弁護士事務所)

公式HP


TOEFLCAMP - TOEFL iBTオンライン講座

高品質のTOEFL iBT対策講座をオンラインで提供します。 TEOFLCAMPの授業はPC・iPhone・iPadで受講できます。いつでもどこでも受講可能なTOEFLCAMPで、自分の生活スタイルに合わせて効率よく学習しましょう!

0コメント

  • 1000 / 1000